猫の気持ちがわかるようになりたい|しぐさから読み解く猫の気持ち
猫は犬と比べて感情表現がわかりにくいといわれることが多いですが、実はさまざまなしぐさによって自分の気持ちを表現しています。
中には病気のサインが隠れている可能性もあるため、注意が必要です。
今回は、猫のしぐさにどんな気持ちがこめられているのかについてご紹介します。
■目次
1.猫のしぐさとその時の気持ちについて
2.このようなしぐさには要注意!
3.まとめ
猫のしぐさとその時の気持ちについて
猫は意外にも感情豊かで、自分の気持ちを以下のようなしぐさで表現します。
<しっぽをピンと立てる>
嬉しい時やかまってほしい時、友好的にあいさつをしたいという気持ちの表れです。
<しっぽがだらんと下がっている>
怒られてしまってションボリしている時や、元気がない時などにみられる仕草です。
<しっぽの毛が逆だって太くなっている>
威嚇をしている時や警戒している時、怒っている時などにみられます。
<寝ながらしっぽの先だけ動かしている>
寝ている時に声をかけたり撫でたりすると、寝ているのにしっぽの先だけパタパタと動かすことがあります。これは返事をしたいけれど起き上がるのが面倒で、代わりにしっぽで返事をしているようです。
<耳を横に寝かせたままピンと張って外側に向けている(イカ耳)>
警戒している時やイライラしている時、不満を感じている時などにみられます。
<耳をピクピク動かしている>
気になる音の情報を収集しようとしている時にみられる仕草です。
<グルーミング>
体をきれいにしようと舐めていることもありますが、気持ちを落ち着かせたい時にもみられます。
<頭をスリスリしてくる>
飼い主様に自分のニオイをつける「マーキング」の意味合いが強いといわれていますが、甘えたい時や愛情表現としてスリスリすることもあります。
このようなしぐさには要注意!
以下のようなしぐさがみられた場合には、病気のサインである可能性があります。なるべく早めに動物病院を受診するようにしましょう。
<過剰なグルーミング>
猫はもともとこまめに毛づくろいをしますが、必要以上に毛づくろいをしている場合には、皮膚病を罹っている可能性が考えられます。
<毛づくろいをしない>
口の中に異常があったり、体調が悪くて元気がなかったりするときには、逆に毛づくろいの回数が減ることがあります。
<触ろうとすると嫌がる>
触るのを急に嫌がるようになった場合は、何かしらの痛みを抱えている可能性が考えられます。
<運動を嫌がる>
体のどこかに痛みがある、心臓や呼吸器などに異常がある、貧血がある時などにみられます。舌の色が白かったり呼吸をしづらそうにしていたり、急に失神してしまった場合には命に関わる可能性もあるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
まとめ
猫は一見すると感情がみえにくいですが、行動を注意深く観察することで愛猫の気持ちを理解することができるようになります。今回ご紹介した内容を参考に愛猫を観察する習慣をつけ、万が一病気が疑われるしぐさがみられた場合には、なるべく早めに動物病院を受診するようにしましょう。
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