犬との旅行や帰省時に気を付けるべきポイント｜事前の準備が大切！

2024年9月11日

愛犬との旅行や帰省を計画している方は胸が弾んでいるのではないでしょうか。しかし、楽しみな半面、いつもと違う環境になるため、旅先で何かあったらどうしようと不安になる飼い主様もいらっしゃると思います。

今回は犬との旅行や帰省時に気を付けるポイントについて、移動時や新しい環境での注意点などをご紹介します。

旅行中はいつもと環境が大きく変わります。それにより、免疫力が下がりやすかったり、ストレスが大きくかかったりするため、体調不良や予期せぬトラブルが起こりやすくなります。そのため、事前に健康診断を受けて体調を万全にしておくことで、旅行中のトラブルのリスクを下げることができます。

また、旅行先ではノミやダニに感染するリスクも高まります。アウトドアでなくても、外を散歩するなど、少なからず外出する可能性がある場合には、事前に予防しておくことも大切です。

さらに、旅行に行くことをかかりつけの獣医師へ相談しておくことで、旅行中のアドバイスをもらえたり、旅行から帰ってきた後のトラブルに迅速に対応してもらうことができたりと、さまざまなメリットがあります。そのため、旅行前は一度動物病院を受診することをお勧めします。

宿泊施設では、ペット同伴可能な施設であっても、エリアによってはペットの同伴が禁止であったり、予防接種などを行っていないと施設が利用できなかったりと、施設ごとにさまざまなルールがあります。そのため、旅行前に必ず宿泊施設の詳細を確認しておきましょう。

また、万が一旅行先で体調不良やトラブルが起こった場合を想定して、目的地周辺に診察をしてもらえる動物病院があるか、救急対応可能な動物病院はあるかなど、事前にしっかり調査をしておくことも大切です。

愛犬と旅行に行く場合は、最低でも以下のようなものを持っていきましょう。

・リード
・首輪や胴輪
・普段食べているフード（多めに用意しておくとなお良し）
・普段使っている食器
・水
・トイレシート
・キャリーバッグやクレートなど
・狂犬病予防注射の鑑札・注射済票
・ワクチン接種証明書

また、持病がある場合や乗り物酔いをする犬の場合は、常備薬も忘れずに用意しましょう。

車で移動する場合は車内でフリーにしてしまうと、シートや窓から落下するなど、予期せぬ事故が起こることがあります。そのため、移動中はキャリーバッグやクレートなどに入れ、安全対策をしっかりと行いましょう。

公共交通機関を利用する際は、事前に乗車ルールを必ず確認しておきましょう。また、基本的にはキャリーバッグやクレートなどに入れての移動になるため、事前に訓練をして慣らしておくことも大切です。長時間の移動になる場合には、事前に短時間だけ公共交通機関を利用して、慣らしておくのも良いでしょう。

いずれの交通手段を使うにせよ、愛犬の様子をよく観察して、こまめに休憩や水分補給を行うようにしましょう。

犬は熱中症になりやすい動物なので、暑さ対策は必須です。クールマットや冷却グッズを活用し、こまめに水分補給を行いましょう。また、日中はなるべく外を歩かせず、短時間であっても車内放置は絶対にやめましょう。

犬の熱中症対策についてはこちらから
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前述したように、犬は環境の変化に敏感なため、旅行先では少なからずストレスがかかる可能性が考えられます。そのため、お気に入りのおもちゃや普段から使用している毛布などを持っていくと、慣れない環境でも安心して過ごすことができるのでお勧めです。

また、見知らぬ場所や人に対して免疫がないと、無駄吠えや粗相をするリスクもあります。そのため、散歩以外の外出経験があまりない場合には、事前にさまざまな場所に連れていって、慣れさせておくと良いでしょう。

宿泊先や外出先で食べ物をもらう場合には、アレルギー反応などへの注意も必要です。初めて食べさせるものであれば少しずつ与えるようにして、万が一アレルギー反応が起こってしまった場合には、事前に調べておいた最寄りの動物病院に連絡を入れ、受診するようにしましょう。

旅行中に何も問題がなかったとしても、帰宅後に体調が悪くなることもあります。そのため、帰宅後数日間は愛犬の体調に変化がないかよく観察しましょう。

また、旅行後は体が汚れていることが多いため、シャンプーやグルーミングなどをしっかり行い、体を清潔にしてあげましょう。

愛犬との旅行を楽しく過ごすためには、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。特に夏場は熱中症のリスクもしっかり考慮して、万全の体制を整えておきましょう。また、万が一トラブルが発生した場合のシミュレーションもしっかり行い、不測の事態が発生したときに慌てないように準備しておきましょう。

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