犬の気持ちがわかるようになりたい…しぐさから読み解く犬の気持ち
犬と暮らしていると、いま何を考えて、どんな気持ちでいるのだろうと気になることが多いでしょう。考えていることがわかったら、もっと色々なことをしてあげられるのに…と思うこともありますね。
今回は、しぐさからわかる犬の気持ちや、病気の疑いもある要注意なしぐさについて詳しくお伝えします。
■目次
1.犬のしぐさとその時の気持ちについて
2.こんなしぐさには要注意!動物病院に相談を
3.まとめ
犬のしぐさとその時の気持ちについて
犬のしぐさは、気持ちを理解する上で重要な手がかりの1つです。以下では、犬が示す嬉しい時の行動について詳しく解説します。
・尻尾を振る
犬が尻尾を振るのは、一般的に喜びや興奮を表しますが、尻尾の位置や振り方によっては、不安や警戒を示している場合もあります。
・ジャンプする
人間に向かってジャンプすることは、喜びや愛情を示しています。
・お腹を見せる
へそ天と呼ばれる、お腹を見せるしぐさは甘えている時の典型的なポーズです。信頼と安心を感じている証拠でもあります。
・鼻をツンツンする
好奇心や興味を示します。特に新しいものや興味深いものに対して行うしぐさです。
・舐めるまたは噛む
飼い主様の手や顔を舐めるのは、愛情を示す行動です。また、軽く噛む行動も、遊びや甘えの一環として見られます。
・膝に乗るまたは体を密着させる
愛犬が飼い主様の膝に乗ったり、体を密着させたりするのは、甘えたい時の行動です。このようにして、親密さや愛情を求めています。
次に、不安や恐怖について解説します。
・耳を後ろに倒す
愛犬が耳を後ろに倒す時は、不安や恐怖を感じているサインです。特に新しい環境や怖いものに遭遇した時に見られます。
・体を小さくする
体を縮めて小さくする行動や、地面に伏せる姿勢は、恐怖を感じている状態を示しています。犬が身を低くすることは、脅威から身を守ろうとしている様子です。
・じっと見つめる
愛犬がじっと見つめる場合、注目を求めているか、何かを伝えようとしている可能性があります。また、目を避ける時は不安や恐怖を感じているサインです。
・震える
恐怖や不安が強い状況で、身体が震えることがあります。これは冷えや興奮によるものではなく、ストレス反応の一つです。
こんなしぐさには要注意!動物病院に相談を
犬のしぐさの中には病気のサインが含まれることもあります。
・足を舐める
足をぺろぺろとよく舐めている場合、綺麗好きのように思えますが、皮膚病にかかっているかもしれません。また、傷や関節痛などが原因の可能性もあります。
さらに何らかのストレスを感じ、手足を舐めることもあります。
・足を伸ばしている
犬が時々後ろ足をピーンと伸ばすことはありませんか?これは伸びをしているわけではなく、膝のお皿がずれてしまったのを自分で治している可能性があります。膝のお皿がずれている場合は膝蓋骨脱臼の可能性があります。
・首をかしげる
首をかしげるしぐさはこちらの会話をよく聞いているようで愛らしいものですが、いつもかしげているような場合は耳や脳の病気の可能性があります。
・目や耳など顔をかく
頻繁に顔を前足でこするしぐさは、結膜炎など目の病気や目の周囲の皮膚病が疑われます。また、耳の感染症や外部寄生虫が原因で顔をかくこともあります。
まとめ
犬は言葉で気持ちを伝えることができないので、飼い主様が察してあげることが大切です。日常的に犬が見せるしぐさには、犬の気持ちが現れています。また、一見かわいらしく見えるしぐさにも、病気が潜んでいることもあります。日々の観察の中で気になるしぐさが見られた場合は早めに動物病院に相談すると安心です。
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