犬や猫がいつものフードを食べなくなってしまったら?飼い主様にできる3つの対策
犬や猫と暮らしていると、普段のフードを食べなくなってしまい心配になる飼い主様も多いのではないでしょうか?食欲不振が続く場合は、獣医師に相談しアドバイスや検査を受けることが重要です。
今回の記事では、犬や猫がフードを食べなくなる原因や飼い主様自身でできる対策をご紹介します。
■目次
1.犬や猫がいつものフードを食べなくなる原因
2.飼い主様にできる対策3つ
3.まとめ
犬や猫がいつものフードを食べなくなる原因
犬や猫がいつものフードを食べなくなった場合、病気と病気以外の原因を考える必要があります。
病気以外で考えられる主な原因としては下記が挙げられます。
1.老化現象・・・犬や猫は年齢を重ねると、嗅覚などの五感の衰えや運動量の減少、歯周病など口のトラブル、筋肉の衰えなどが原因で食欲が落ちたり、食べたくても食べられなくなったりすることがあります。
2.発情期やストレスなど生理的なもの・・・発情期の動物は一般的に落ち着きがなくなり食欲が低下します。また、人間と同様犬や猫もストレスがかかることで食欲が落ちることもあります。
3.フードに飽きてしまった・・・毎日同じフードを同じように食べているとフードに魅力を感じなくなり、食べなくなることがあります。
飼い主様にできる対策3つ
犬や猫がフードを食べなくなってしまった時に飼い主様にできる対策を3つご紹介します。
1.フードをふやかしたり温めたり工夫をする
シニアの犬猫の場合、フードをお湯などでふやかしたり、温めたりすると食欲がそそられることもあります。また、嗜好性の高いウェットフードなどを少し混ぜてみるのも良いでしょう。
2.ストレスの原因を取り除く
犬や猫が感じるストレスは、飼い主様にとって思いもよらないことが原因になっている場合があります。例えば、お家に赤ちゃんが誕生するなどの嬉しい変化も、犬や猫にとってはストレスになることもあります。
「ストレス=嫌なこと」と決めつけずに、色々な原因を探り、できる限り取り除いてあげましょう。
3.遊びながら食べられるようにする
動物の多くは、簡単に食べられるフードより、何らかの苦労をして得るフードに魅力を感じる性質を持っています。これを「コントラフリーローディング効果」と呼び、特に犬の場合は顕著です。
タオルなどの下にフードを隠したり、知育玩具を使ったりと探索や遊びを取り入れると夢中になって食べるでしょう。
また、猫は狩りが好きなので、フードを放り投げるなどして興味を持たせると効果的です。人間の食事と考えると、お行儀が悪いように感じてしまうかもしれませんが、犬猫の場合はお皿から食べるフードには魅力を感じず飽きてしまうこともあります。
まとめ
今回は犬や猫が普段のフードを食べなくなった時に考えられる原因や、飼い主様にできる対策をご紹介しました。ただし、それでもなかなか食べない場合は、動物病院を受診して病気でないかどうかを診てもらうことも大切です。
もし食事についてお困りの際は、当院にお気軽にご相談ください。
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